七人のイヴ

ある日突然月が7つに分裂。無数の隕石が地表に降り、人類は滅亡を避けられない。各国政府は国際宇宙ステーション(ISS)を中心とした方舟計画を推進していく。

前半は現実世界と同程度の技術水準でどうやって方舟計画を推進していくかというところが読みどころ。準備が整っていないなか、力業で泥臭く居住可能なスペースを増やしていく方法が描写されるのが興味深い、途中おきまりの人vs人のゴタゴタが勃発したのは残念だったけど後半につながる布石としてはいたしかたないのか。イーロン・マスク的な実業家が登場するのも楽しい。

(以下若干ネタバレ)

後半は7人から人類復興後の世界。未来世界は宇宙建築関連のテクノロジーは進んでいるが情報技術はそこまででもない。レッド/ブルーの種族が入り交じった混沌とした勢力争いが繰り広げられて、ニール・スティーヴンスンだと思った。