彷徨える艦隊10 巡航戦艦ステッドファスト (ハヤカワ文庫SF) | ジャック キャンベル, 月岡 小穂 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
無事に使命を果たしたダンサー族と、再び地球との友好関係を築き上げたギアリーがアライアンス宙域に帰還しようとした矢先、問題が発生した。“ドーントレス”の乗員2名が、地球訪問中に忽然と姿を消したのだ。何者かに誘拐されたらしい。必死になってその行方を追ううちに、いまだ治療法のない細菌兵器に汚染された禁断の衛星、エウロパへとたどり着く。いかなる敵の策謀か? ギアリーは乗員を救出すべく奮闘するが!?
地球からあっさり帰還し第二部もついに佳境に。シンディックという明確な敵を倒して以降は目的意識が希薄化していたのだが、最後の最後にようやく謎の黒い艦隊が登場して盛り上がりをみせる。
このシリーズは艦隊戦が見せ場なので、やはり強大な敵が現れないと面白くない。ギアリーがデシャーニの尻に敷かれているのはいつもの風景か。