日記力 『日記』を書く生活のすすめ / 阿久悠

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日記力 『日記』を書く生活のすすめ

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット……。情報が氾濫する時代、逃してはいけない大切なことをメモにとる。日記を書くとみずみずしい感性を失わない。自分なりに、情報を自由に書く、新しい日記の書き方!

●日記を書き続けることで、変化してきたのはどんなことかというと、敏感になったことでしょう。それまでなら「まあ、たいしたことないや」と思っていたことが、「気にしたほうがいい」と感じるようになったこと。反対に、気にしていたことが「今日はこういうことがありました」でいいだろう、という考え方をするようになったのもあります。
僕が成熟することでの変化であったり、他の変化であったりします。それを隠そうとしても、毎日書き続けることで、それを見れば出てくる。だからといって、それが正解とはいえない。
日々の変化というのは、日記を書き続けることで、若返る、みずみずしい感性を保ち続けることであり、日記を読み返すことで、感性の衰えを感じることでもあります。

阿久悠氏が日記の書き方を解説。阿久悠氏個人にそれほど思い入れはなかったが、著名な作詞家として知られる同氏が日記をどう書き、どのように活用していたか興味深かった。

以下抜き出し。

    • 数値的なことが非常に重要でそれが知りたくて書いている。客観的に。
    • ど忘れしたこともメモに残す。
    • 内容に応じて黒ペンと赤ペンとオレンジのマーカーを使って書き分けている。
    • 日記憲法五ヵ条。
    • 日記にはおどけた言葉が一切出てこない。「だよーん」など。

23年間書き続けられた日記の具体的な内容はほとんど知ることができなかった。1日1ページの手帳にびっしり書いていて常人には真似はできそうもない。アナログは無理なのでデジタルツールで対抗するしかないか。

日記の内容は、「不機嫌な作詞家 阿久悠日記を読む」で触れられているみたいけど、本の内容が一切わからない上電子版がないので購入すべきかどうか躊躇する。

ほかにも、「嫌なタレントが出てきたらテレビを切るようにすればいいんです」と言い切っていたり、参考になる部分がある。